
従者「時計塔の管理は私にお任せください。二十四時間三百六十五日、一秒足りとも針を誤らせず、動かしてご覧に入れましょう。」
主人「それは凄い。しかし、それでは食べたり、眠る暇もないだろう。」
従者「時を止めてその間に、食べ、眠るのです。そうすれば針が誤る事はないでしょう。」
主人「しかし、それでは死期が早まってしまうだろう。死んでしまってはもう、時計塔の管理をすることも出来ない。」
従者「その時は・・・。」
主人「その時は?」
従者「私と時計の時間を、同時に止めればいいのです。そうすれば、永遠に時計の針が違える事はありません。」
主人「それは、お前の見る、時計だけではないのか?」
従者「・・・ええ、確かに、貴方の見る、時計は狂うかもしれません。」
主人「お前には、私の時を刻んで欲しいのだ。お前がもし構わないのなら、時計の針を見る時間を、私の為に費やしては、もらえないか。」
従者「・・・・・・ええ、喜んで。死ぬまで、ずっと貴方のお側に居りましょう。」
■同人情報など!
MozHAMさんで紹介記事書いて頂きました!当日はMozHAMさんの魔理沙本を委託させて頂いてますので、重ねてそちらもよろしくお願いいたします!
星空亭さんに応援してもらえました!紅楼夢のオススメスペース等も公開されてるようです。
- 2010/10/09(土) 23:03:00|
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